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改めてタッピングビス

毎日発送しているゆうパックのラベルに「ちょう付」と書かれている。

あえてひらがな表記しているのには意味がある。

本来漢字で書くと「貼付」と書くが、これを大半の方が「てんぷ」と読むので

パソコンの変換でも「てんぷ」で「貼付」に変換できるくらい一般らしい。

このように間違ったことでも一般に広く使われるようになると

世間の見方も変わるということ。

サンダー(正式名称ディスクグラインダー)がいい例である。

戦前の鉄工所でディスクグラインダーが読めずに

デスクグラインダーとかジスクグラインダーなんて読んでも

グラインダーと言えば工員さんの誰もが鉄工ドリルを研ぐ

両頭グラインダーのことを言うので分かりやすいサンダーが主流になり

現在に至るが、さすがに100年前からディスクグラインダーのバリ取り作業のことを

「サンダー掛け」と言うので「サンダー=ディスクグラインダー」である。

しかしタッピングビスだけは個人的に譲れません。

あのSUUMOのサイトで

タッピングビス とは | SUUMO住宅用語大辞典

大きな間違いをしています。正しくはネジ屋さんのサイトで

ネジの百科事典 | タッピンねじ (tsurugacorp.co.jp)

サンダーのように間違っていても一般化されれば問題ないですが

タッピングビスは正しい言い方の方と間違って覚えた方が混在して

しかも、その誤解により仕事ができない場合が起こります。

ドリルが付いたビスも一応「ドリル付きタッピングビス」と言います。

でもそれをタッピングと言われる方はドリルが付いていないタッピングビスを見ると

「これはタッピングじゃない!」と言われます。

本来はtap(タップ=メネジを加工する)にingを付けた

tappingの意味 - goo辞書 英和和英

であり、タップは下穴を開けてから行う行為なので

下穴を掛ける行為はタップの中に含まれません。

売店は作業に支障をきたす商品を提供するとお叱りお頂きます。

そのため否定するような確認をさせていただくことがありますが

そのあたりのご理解をよろしくお願いいたします。