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エア工具の注油について

先日h168さまのブログでmayaさまからこんなコメントがありました。
toshikaneさん エア取り入れ口からオイル入れるの良くないんですか? 取説ではそう書いてありますよ、マックスでは10滴程 使用前と使用後 空打ちはしないで下さいとも
普段から取扱説明書を見ていないのがバレバレですが、まさかエア工具のMAXがこんなことを書いてあるなんて・・・
と、思いながら、MAXのビス打機の説明書を確認すると本当に書いてありました。
すぐにMAXの師匠であるMAXサービスのベテラン修理係の方に電話します。
「MAXさんは普段注油法はどういって説明していますか?」
「エア取り入れ口から数滴入れるように言いますが・・・。」
「でもMAXのビス打機には使用前と使用後に10滴づつ、しかも空打ちをしないようになんて書いてありましたけど。」
「えっ!そんな風に書いてありました?とりあえず本社に聞いてみます。」
「それでは結果をご連絡願います。」


今度はMAXのお客様センターに同様の電話をします。
「販売店のトシカネと申します。」
「何でしょう?」
「エア工具の注油についてですが、基本的にどうやって差したらいいですか?」
「エアの取り入れ口から・・・・(誰に伺っても答えは同じです)」
「でもMAXのビス打機には使用前と使用後に10滴づつ、しかも空打ちをしないようになんて書いてありましたけど。」
「分かりました。いつもブログ見ています。一度確認します。」
この方もロム専のようでした。
この件の回答はすぐには来ないと思いますが、持論としてはh168さまと同感で、
・使用中の釘打機の中は全体にオイルが湿っている状態にする。
・使用していない時の釘打機の中はアルミさえ錆びなければそれほどオイルを必要としない。
・使用していない時にオイル溜まりが樹脂部品に浸かっていると樹脂部品が溶けることがある。
・化粧作業をするエア工具(フィニッシュやピン)は多少故障率が高くなっても注油を最小限にする。
・基本、オイルは純正を使えば間違いないが、社外品を使う場合、揮発性の高いものは使わない。
CRC556(類似品を含む)は絶対にダメです。(正体は灯油で、樹脂部品を溶かし、24時間以内に乾燥します)
・エアゾールタイプのオイルは半分が噴出ガスのLPGか代替フロンです。樹脂部品を溶かす恐れがありますが、実際に問題があるかどうかは今のところ分かりません。
とにかく、MAX本部の回答につきましては、結果入り次第、記事UPさせていただきます。
(と、書くとMAXさんにプレッシャー掛かるかな?)


それとオイル以外に忘れてはいけないこと
それはコンプレッサーやホースで発生する水分です。
もちろん釘打機の中でも発生します。
特に釘打機の中で発生する水分水蒸気で発生するため、オイルと良く混ざって真っ黒な水になります。
ビス打機の排気口から出るオイルの正体は、ほとんどこの汚れた水になります。
ですから、ビス打機のオイルができるだけ粘度の高いほうが排気口の汚れが少ないと思いますが、
証拠がありませんので、何ともいえません。
ちなみに各社の取扱説明書には注油前にエア取り入れ口を下にして、本体の水分を出してくださいと書いてあります。
特にエアモーター擁するビス打機は他の釘打機の数倍結露します。
使用前の注油前に水切りしていますか?
それではまた。
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