いつもお世話になっているはてなダイアリーさんから”今週のお題”で「お母さん、ありがとう」いうものがございましたのでお付き合いさせていただきます。
当店が創業したのは半世紀以上前の昭和33年3月1日です。
私の生まれるより前でございます。
先代の父がまだ独身の時でありまして、そこへ母が嫁いできました。
当店がここまで来れたのも、母の存在が非常に大きなウエイトを占めております。
母はガス屋に少し働いていた経験もあり、工具について違和感がなかったようで、
3人の子供と2人の姑の面倒を見ながら、寝る間も食べる間も惜しんで働いてくれました。
電動工具の修理くらいはしないとと言ってはマキタの営業マンに教えていただきながら覚えたり、
分からない商品があると、それを使っている大工さんに教えていただいて、
どういう時に、どうやって使うかを覚えながら、少しづつ仕事を覚えていきました。
父は、当時屋台骨である手鋸の目立てに専念していたため、販売の部分は母が主役でした。
その後、私が入店して販売に関しては、ほとんど母に教えていただきました。
「お客さんの話は他の仕事をしても、ちゃんと聞きなさい。」
「お客さんの一人一人の性格を覚えなさい。」
修理のことは、さすがに自信がないのでマキタの営業マンに
「お昼ごはん食べていきなよ。」
と言って、私と営業マンを一緒にする時間を設けていただき、営業マンから色々なことを聴かせて頂きました。
おかげで今の自分があると思っております。
5年前に父が他界してからは、これまで人一倍いやそれ以上働いたツケが回ってきたようで、
かなり体が痩せて弱くなってしまいましたが、一年でも一日でも元気でいてください。
これまで、家族のために身を粉にして働いてくれてありがとうございました。
私の師でもある母親へ
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