昨年の暮れに発注した首切鑿がようやく入荷しました。
大工さんの高齢化も深刻なんですが、刃物鍛冶の高齢化はもっと深刻で
現役の職人さんの半数以上はサラリーマンなら退職の60歳以上と言われています。
この調子ですと、数年後には作り手がいなくなりそうです。
その上、特殊な鑿をわがままな価格でお願いしているわけですから納期が半年以上かかっても
文句を言いません。
出来栄えに難があっても、自分で直せる範囲であれば、クレームも付けません。
逆に作り手に感謝の気持ちを伝えて、次も作ろうと言う気持ちになっていただきたい。
と言うことでいきなりチェックを入れます。
もちろん抜き打ちではなく全品チェックです。
今回は裏の通りが良い。この点は大いに評価します。
次に問題の叩き部分の直角度。
これは残念ですが半数以上直しました。
写真は見せられませんので、修正後の画像だけでお許し願います。
次回入荷も何時のことやら分かりませんので、欲しい方はお早めにご連絡願います。
価格は1本6800円(税込)で別途送料164円になります。