タイトルを見て何だか分かった方、拍手します。
これは現行モデルの日立50mm釘打機です。
NV50AKは針金連結専用機。NV50AJはシート針金兼用機です。
この機械は10年近く前から発売しているロングセラーです。
特徴は一見、全高が高く使い難そうですが、使った人は、
「使いやすい」「バランスがいい」「軽いのにパワーがある」
など使った人には非常に評判の良い商品です。
NV50AK
何で今更この商品のお話をするかといいますと、
今から10数年前まで50mmの釘打機は、大半の大工さんが
MAXのCN550と言う釘打機を使っていました。
発売当初は「パワーがある」「MAXだから」
と言う理由で売れ、使われ続けていました。
その後、高圧釘打機が発売され、MAXは高圧をメインにしました。
そのため、常圧釘打機の使いやすい機種を出さなくなりました。
私は、現状では高圧50mmの釘打機は短時間にたくさん打つ時、
コンプレッサーが間に合わないという現象があります。
その件をMAXに何とかするように申し出ても埒が明かないので
日立工機に
「常圧50mmの市場で使えるものを出してください。」
とお願い致しました。
20年ほど前、NV38ABという機種を出した時も当店に相談があったこともありまして
茨城県から愛知県までわざわざ新型の釘打機のお話を聞きに来て頂きました。
私は日立の設計の方に
「とにかく『長い』と言われてもいいからバランス重視にして欲しい。」
「パワーはCN550と同じかそれ以上にして欲しい。」
「軽さは高圧並にして欲しい。」
その時の設計の方お名前は覚えておりませんが、
すべて素直に聞いて下さいましてありがとうございました。
50mmの釘打機は横向きや上向きで使うことが多く。
バランスが重要な機械です。
ハンドル部を機械の重心に持っていくことが重要なんです。
このことも伝えた上で、茨城へ帰られました。
続きはまた
