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修理の裏技(角のみのガタを直せ!)

角のみをある程度使ってくると、刃物のガタツキが出て、だんだん彫る時に側のズレが出やすくなって使いにくくなります。
磨耗する部分は2箇所あります。
一箇所は上下のスライドパイプ部分。これは交換しないと直りません。
もう一箇所が縦型ギヤの裏部分です。
悪くなった部品を交換するのは普通の修理屋です。
変わり者の修理屋は交換しません。まずは分解図を見てください。

一番磨耗するところが縦型ギヤーの受けるプレート部分です。
当店はこの部分が磨耗した時は交換せずに裏返します。
それだけでOKです。
マキタはこれでOKですが、日立はネジが皿ネジのためネジの頭が沈まずモーターケースと緩衝し使えません。
プレートの裏側に皿がついてなければ、皿を作るだけです。
ところで皆さん皿ビスの皿の角度って知っていますか?
角度は90度です。鉄工ドリルの角度は118度なのであいません。当店は皿揉みように要らない鉄工ドリルを90度で研ぎなおしたものが何本かあります。
それで、裏から皿を揉んで終了です。
やればできます。皆さんもできることはチャレンジしてください。
207205