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機械を修理依頼するときは

先日、同業者が修理品を持ち込まれました。
同業者と言っても現在は、ほとんど機能していない金物店です。
市内で一番暖簾古い金物店で父と同じ歳の先代が
「俺で暖簾を下ろすからホームページで残さなきゃいかん。」
と、奮起一番江戸時代から続いているその金物店の歴史を文面に変えて、UPしていました。
以前そのHPを読んだんですが、文面が難しすぎて理解できません。
http://page.freett.com/nabyy2034/13daiki.htm
先代は、『俺がやめたら、店ごとみんなお前にやる。』
と言われていましたが、下の娘さんが「私がやる」と、亡き父の後から店を切り盛りしていますので、
商品のこともサッパリ分からず、難しいことは当店にぶつけられます。


そんなことで今回持ち込まれた修理品は普通の電気ドリルなんですが、
コードの付け根を指差して
「ここが切れてる。」
本当にそこが切れている場合はいいんですが、仮にも販売店ですから、そういった言い方はいけません。
もし、その部分ではないところに問題がある場合、余分な手間が掛かるし、本当に悪いところを調べるのに阻害してしまいます。
正しくは「電源が入らない。」あるいは「コードのこの部分を揺すると動く時がある。」などがベストです。
電動工具の修理は原因が分かるまでの手間が半分です。
原因が分かれば、修理が半分終わったようなものです。
ですから修理をするものとして、知りたいことは異常の症状すべてです。
異常というのは以前も書きましたが、正常ではない部分になります。
ですから、正常を知らない人には異常は判断できませんので、使っていた方に異常症状をしっかり聞いて
それを伝えないといけません。
異常を語って頂く方には、正確に異常症状をお伝え願いたいものです。
売店に異常状態を理解できない場合は、文面で異常症状を書いて、修理する人が見れば分かりますから
間違いも少なく文面の要望と違う修理をされても、クレームが付けやすくなります。


本日は修理をするものからのお願いでした。
それではまた。
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