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ショート?漏電?

先日電動のチェンブロックが壊れたので見て欲しいと言われました。
症状を伺うと担当の大工さんが
「ショートしてブレーカーが飛んだ。」
と言われたので、
「どのブレーカーが飛びましたか?」
と尋ねると
「小さいブレーカーが飛んだ。」
とのこと。小さい20Aのブレーカーが飛ぶ場合は考えられることが二つあります。
一つ目は20A以上の電流がそのブレーカーに流れた場合(一瞬の場合の除く)
もう一つはショートである。
ショートは正確には「ショートサーキット」と言う。(日本語では短絡)
意味はサーキット(回路)に正規に電気が流れず、ショート(短く繋がった)ことである。
回路に通常の負荷が掛からず、電気が近道して抵抗のない導体と通過したため、大量の電流が流れることを指しています。
もしショートの場合はスイッチを入れて飛ぶことは確率的に低いと思います。
今回はスイッチを入れると飛んでいるようなので、モーター焼け(=レヤショート:これも広い意味でショートですが)
の可能性が高いと思われます。
モーターのレヤショートの場合、モーターの起動力が小さくなって電気が流れやすいので、
パワーが無くなり、ブレーカーが飛びやすくなります。
小さな電動チェンブロックなのにモーター交換すると高額なことは確定的なので今回は修理中止となりました。
ブレーカーの飛ぶ要素としてもう一つ”漏電”があります。
漏電は負荷の掛かっている部分や負荷の掛かる前で流れている銅線と金属ボディやアース線に繋がることを言います。
見分け方はいたって簡単で、元ブレーカーの大きい方が飛びますが、その時漏電表示が出たら漏電で
漏電表示が出なければ、漏電ではなく、過負荷かショートになります。

ですから、大元のブレーカーが飛んだ時、すぐに戻さないで、漏電表示が出ているか出ていないかを
必ず、確認して欲しいと思います。
漏電か?漏電ではないか?どちらかハッキリしていれば対処法は楽になります。
もしもブレーカーが飛んだ時、どうして飛んだのか?理由を解明しないとまた飛びます。
その原因の要素に「ショート・過負荷・漏電」のいずれなのか?必ず確認してください。
それではまた。
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