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普通・ふつう・フツウ

「普通」と言う言葉は普通に使われています。
でも普通という言葉は厄介な言葉で、好きになれません。
電話で注文があると例えば
「ペーパーの120番を五枚。」(?)
「どんなペーパーですか?」
「普通のペーパー。」(これでは分かりません)
「四角いペーパーですか?」
「いつももらうペーパー。」(何種類も買っていただいていますので、これも分かりません)
「白いペーパーですか?」(多分耐水ペーパーだと思うのであえて逆を尋ねます)
「水ペーパーだ。水ペーパー。」(なかなか単語が出にくいようです)
「耐水ペーパーの120番を5枚ですね。」
とにかく職人さんの高齢化が進み、まだまだ自分より年上の方の方が多い。(数年後には仲間入りします)
老いてくるとどうしても単語が出てきにくい。(人のことは言えませんが)
単語が出ないと「普通」とか「いつもの」とか「一般の」など選択肢が広がってしまうような言葉が出る。
だから、自分は禁句にしているが、たまに言ってしまう時があります。
でも、言ってから気が付くので
「”普通”じゃ分からないね。」
と取り消して会話を続けます。
逆に当店は「普通」でも取り次げるためにネット販売と勝てる部分があることを忘れてはいけません。
だから「普通」は、ある面ありがたい言葉ともいえます。


そもそも「普通」とか「一般」と言う言葉は、本来世間で一番多く使われるパターンのことのはずですが
本人が最初にひらめくことを普通にすると信用性に欠ける場合があります。(信用できる方もみえます)
また、「自分は普通」と言われるとさらに不信感を招きます。(例外もありますが)
逆に「自分は普通ではない」と言われる方は、信用性が高いと思います。
人は個性があるところに良さがあります。
モノにも特徴や良し悪しがあり、それを選択することによって適材適所に合わせることが出来ます。
ですから「普通」と言う言葉はアバウトな言い回しや自己中心的な言葉になることが多いような気がしますので、
できるだけ使わないように心がけていますが、それが元で
「細かい!」とか「屁理屈だ!」
なんて目で見られたり、怒られることがありますが
それが自分のやり方なんで、否定はしません。そう思ってください。
依頼された仕事は曖昧では請けられません。
それではまた。
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