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鑿の溶接

お客様の作業場に伺ったときに
「どっかに腕の良い溶接屋はおらんか?」
と差し出されたものは田斎の厚鑿でした。
「腕は良くないですが、値段を安くならウチで行いますが?」
と言うことで溶接します。
今回の折れた場所は柄と鑿の境目。
芯まで付くように大きめに開先します。

溶接位置は中心で通りも出るように固定します。

まずは仮付け。残りを溶接すると僅かに後から溶接した側に曲がるので、見込みで逆に曲げておきます。

もちろん熱で焼きが戻るのと、溶接中に刃を傷めないように布で巻いて、さらに水を含ませておきます。

入れてしまうと溶接部が見えないので、柄の穴を広げて、少しだけ入れてお渡しします。

一応、合格を頂きました。
それではまた。
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