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大晦日

当店では開業以来大晦日に休んだことはありません。
今から40年以上前の大工さんは、ほとんど常傭で働いていました。
その当時の人工の支払日末日締めの5日か10日が多く、正月だけはお金が必要なことが多いので、
晦日の午前中に現場や倉庫を片付けて、お昼から一杯やりながら12月分の人工を受け取り
その足で当店の支払に見える方が多いと伺っていました。
当時でも道交法違反ですが、アルコールの匂いをさせながら当店に支払をして、預かっている目立てを渡して、
切れなくなった鋸も預かって、必要な道具を買う。
このような方が、昼過ぎから夜中まで続いていました。
自分がこの業界に入ったころは、お客様が行列になるようなことはなかったんですが、
昔の名残で「整理券は?」と毎回言われる方もおられましたが、それでも閉店時間になっても帰らないお客様も
結構見えた記憶があります。


近年はさすがに大晦日の支払もなければ一杯交わすこともなくなり、
支払は毎月決済される方が増えて、年末に支払される方も少なくなりました。
晦日の営業が終了すると棚卸です。
年明けに行ってもできないことはないですが、カウント中にお客様が見えて商品の出入りがあると分からなくなりますので
以前は元旦に棚卸を行っていました。
特に予定がなければ店の模様替えを2〜3日に行って正月は”4日のみ”なんてこともありました。
最近は30日に営業を終了するようになりましたので、大晦日に棚卸を行って、新年を迎えられるようになりました。


今年もあと10数時間となりましたが、閲覧されている皆様方には、今年一年大変お世話になりました。
来年も、今までと変わらないご支援ご鞭撻、よろしくお願いたします。