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ジャンピングクロスカットソーの緊急修理

3日の12時ちょっと前に電話が
「ウチのジャンピングクロスカットソーの数字が2mくらいのところで止まって、それから動かないけど。」
ジャンピングクロスカットソーとは刃が下から上がってくる機械で
カットソーはあくまでも横切り装置のことである。
この機械にはオート定規が付いていて、5mくらいまではデジタルで入力した数値をセットすると
定規がその寸法のところまで行ってピッタリ止まりますが、
今回は途中でストライキを起こしている。
餅は餅屋ですから、直接メーカーに問い合わせるように電話番号を伝える。
すると数分後また電話が
「収めた業者でないと分からないから電話して。」と
仕方がないので、静岡の小林機械に電話する。
「先ほどジャンピングクロスカットソーの件で電話があったと思いますが?」
「いやぁ〜製造番号が分からないと対処法が異なるんで。」
今度は折り返しお客様に電話を
「すみません、オート定規の外周部のどこかに製造番号の刻印があるはずなんですが、分かりませんか?」
「そんなの見回したけど、どこにも・・・あっ?ある。○○○○○○です。」
また折り返し小林機械に電話。
「すみません。製造番号は・・・・・。」
「これ古いですね。部品はないですよ。ちょっと探してみます。」
数十分後
「このオート定規のコントロールユニットは代替品がありましたので、本日送ります。外したユニットはこちらに返して頂いて、後日修理後に請求します。」
大型の木工機械ではよくある手段なんですが、基盤そっくり交換は高すぎるので修理交換用のアセンブリ部品があって
修理依頼時に修理済みのアセンブリを送り到着後交換して、外した部品を送り返し
1か月後くらいに外したアセンブリの修理代が請求され、その時に修理したアセンブリは次の修理用に回す。
今回は1時間でも早く直さないといけないので、
「ヤマトの営業所止めでお願いします。」


次の日、8時過ぎに店を出て、営業所で荷物を取り、そのまま現場へ

これが問題のジャンピングクロスカットソー。
アセンブリを外そうとしたが、毎度のこと線の長さに余裕がない。
外すべき配線は30本近くある。
幸いなことにすべてのコードに番号が付いている・・・・が、
7本ほどコネクタを違うアルファベットが付いているものがあるので
それらは外す前にすべて別の紙にメモして置く。
とにかくコードの長さに余裕がないので、写真も撮れない。
左手でユニットをできるだけ斜めにして、右手でコードを避けて、コードの番号を確認する。


すべてのコードとパーツを外して古いユニットを外し、新しいユニットを入れるが、
どうしても手が2本では足らない。
それに工員さんが気が付いてくださり、手を借りて無事装着完了。
試運転をしてOKを頂いた。
お礼に冷たいコーヒーをおごって頂き、無事午前10時に終了。
帰社後、外したユニットを小林機械に送り、電話でお礼をする。
すると
「わざわざお礼をくださりありがとうございます。」
と、そんな人は珍しそうというような雰囲気だったが、最低限の社交辞令は必要でしょう。