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改めてリョービの電子マルノコ

お正月休みにも関わらず、用意した福袋よりも売れているリョービのW573EDMとW663EDM。
メーカー紹介リンク
https://www.kyocera-industrialtools.co.jp/powertools/products/items_list.php?cid1=1&cid2=5&cid3=6&cid4=26
この紹介リンクで、私が先にUPした画像を当時リョービの設計さんに褒めて頂き
その直後にカタログにUPされていたこの画像ですが

「ハンドルが丸ノコの重心に近い」と記されていますが、ちょっと意味不明の方も見えると思いますので
少し補足説明させていただきます。
丸ノコのモーターを35度傾けたことは特許(特許を取ると儲かるわけではなく独占販売ができるだけです)を取得しているようですが
単純にモーターを傾けると重心が近くなるわけではなく
断面が楕円のモーターだとハンドルを少し上にしないと小指の入るスペースなくなってしまうため
画像よりもスペースを約5mm広めにしなくてはいけません。
W573/663EDMはモーターをたった5mm近づけるための目的でモーターを35度傾けています。
たった5mmなんですが、何の説明もせずに購入された方が口をそろえて
リョービは何か使いやすい!」
と言われます。これが”たった5mm”だと個人的に睨んでいます。
電動工具の基本である使う時のバランス。
最近は機能やサイズを優先するあまり
釘打機やインパクトドライバーのバランスが悪い方向に向かっています。
重心が近いと言うことは使いやすいと言うことなんですが、
これはいくら文面や画像や動画でも説明できません。
実際に手に取ってあるいは使ってみて分かることなんですが、
ある程度、理屈で対応できる部分だと思っています。


ここまでW573/663EDMのバランスの良さばかり書きましたが、
まだまだ発展途上だと思っています。
今後見直していただきたい部分として
・補強プレート仕様を標準にしてほしい。
できればマキタの新型のようなバネ材で作るとベストでしょう。
落としたり踏んだりしたときに一時的に大きく曲がってもすぐに元に戻りますから。


・平行定規のストッパの寿命をもう少し永いものに変えてほしい。
現在はツマミ部分が樹脂で摩耗や縮みが発生しやすく、受けている鉄板も曲がりやすいです。

次回のモデルチェンジに期待します。