週末にたくさんのアクセスを頂きありがとうございました。
初コメントも頂き、コメントが来るとメールで通知が来ると知りませんでした。はてなダイアリーさん親切ですね。
先週の問題は
今、木ねじを取り付けるのに不可欠なインパクトドライバー
締めるときに大きな音を立てて、木ねじをガンガン締めていきます。
どうしてあんなに硬いねじでも締めれるのでしょうか
と言う問題でした。
ヒントの「叩きながら締める」というのはほとんど答えなのですが、前後に叩きながら回転する工具が他にあります。
それはコンクリートに穴を開ける時に使うハンマードリルです。
ハンマードリルは例えばコンクリート壁に穴あけする時は前後にドリル刃が壁を叩きその衝撃でコンクリートを破壊し
叩き割ったコンクリートの破片を回転で排出しています。
インパクトドライバにコンクリートドリル刃を付けてもハンマードリルのようには開きません。
叩き方が基本的に違うからです。どんな風に叩いているかと申しますと、
回転中にある一定の負荷（モーターを止めようとする力）が掛かるとモーターが半回転空回りし、半回転の勢いで
再び回転方向に打撃を入れ、負荷のある間はそれをずーっと繰り返します。
ちょっと分かりにくいですが、たとえて申しますと、自動車のタイヤを交換するとき、ナットが結構硬いです。
そのナットを取ろうとするときレンチをナットに入れて、レンチの端を金槌で連続して叩くと取れます。
そのナットを木ねじと仮定してください。そうすると感じが分かるんではないでしょうか。
インパクトレンチもインパクトドライバも同じ原理で動きます。
メーカー営業マンも販売店もかなりの台数を売ってるのにこのことを知らないならともかく、
「前後に叩きながら回転するから良く締まる。」なんて売ってる恥ずかしい人が結構います。
同業としてもお恥ずかしい限りでございます。
