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新製品徹底研究(100Vインパクトドライバー)完結編その1

一日休みが入りましたが「従来機6955の表記トルク145N・mと新型TD0220の表記トルク220N・mの差は?」
これを数日考えてみました。
硬い木に締めても軟らかい木に締めてもそんなに大きな違いが出ない。
まず、理由を考える前に整理をする。
インパクトの場合レンチを含め”トルク=パワー”ではない。
インパクトの場合、ボルトにナットを手で遊びが無いところまで締めて、そこから3秒間インパクトで締めた時にの締め付けトルクを表記している。
だから、思いっきり固く締まったものでないと表記トルクの差は現れない。
木ネジが止まるほど硬い場合、ネジが折れるかビットが折れるため、今回のトルク表記が結果として現れるケースはほとんど無さそうである。
そもそもインパクトの構造はこうなっている。

この図でモーターがハンマーを回しアンビルを押します。(この場合は叩くとは言いません)
この時に硬いネジを締めてトルクが8N・m掛かると

この図のハンマーが捩れることによって中に付けられた溝によってハンマーが下がり、押していたアンビルから外れ、半回転空転します。
アンビルを外れたハンマーは掛かっていたトルクが無くなるため、ばねの力で戻り半回転空転した慣性で再度アンビルを叩きます。
これがインパクトの打撃になります。
実際にはこれをビスが締め終わるまで繰り返すため打撃が続くことになります。
続きは明日。
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