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税込み?税抜き?

当店では基本的に店頭販売価格はすべて税込みにしている。
お客様のことを考えたら、税込みの方が良心的だと思います。

ホームセンターやネット販売もほとんどが税込みで売っているのにも関わらず、
同業の大工道具店・建築金物店の大半が、税抜き販売をしている。

法的な解釈では、消費税を転嫁できない買い手(いわゆる一般消費者)が
店頭販売する時の表示を税込みにしなければいけないようである。

大工さんが買う大工道具は消費者であるが消費税の転嫁ができるので税込み表記義務はないが、
一般の人が日曜大工目的で買う場合は税込み表記しなければならないと言うことである。
税抜き販売している建築金物店は税抜き・税込みの二重プライスをして、
伝票へは税抜き価格を書いて請求時に消費税を載せて集金している販売店が多いようである。
ここで私が不可解に思うのは、プライスしていない商品の価格を口頭で回答する時、
「税抜き」と言わずに税抜き価格で答えていることである。
購入されたお客様は問題ないですが、当店にそのお客様が同じ商品の価格問い合わせが来ると、
「このインパクトいくら?」
「39800円でございます。」
「○○金物店は38000円で売ってたぞ。」
「その販売店は税抜きだと思いますが。」
「そんなことは言ってないから税込みだ。」
「それならその店に電話で確認しましょうか?」
「まあ、そこまでせんでもいい。」
「税金を載せると39900円で当店の方が100円安いですよ。」
「分かった。もらっていくよ。」
と、こんな感じでしょうか。


もっとひどいのが、マキタフェア。
一つの会場の中に10軒以上の販売店が互いに火花を散らしながら常駐。
当然お客様はお付き合いのある販売店が2〜5軒あります。
当日価格の表示は当然税込み表示なのに、価格問い合わせがあると
マキタの営業マンも大半の販売店も税抜きと言わずに税抜き価格でお見積り。
私はそれに対抗して、他の販売店に聞こえるように大きな声で、
「他の販売店は税抜きと言わずに税抜き価格でお答えしますが、当店は税込みで○○円です。」
お客様はわがままを言える特権を持っています。
売店はわがままを利けない場合であっても聴く使命があります。("きく"の違いが分かりますか?)
「税抜きで○○円です。」
と答えると
「消費税は取るな!」
と言われます。
だから、「税込みで○○円です。」とお答えします。
しかし、税抜きでお答えする販売店は同じ理由で
税抜きと言わずに「○○円です。」と答えます。
さて、どちらが良心的でしょうか?