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先週の解答(レーザー編)

あっと言う間に一週間が過ぎてしまいました。
先週の解答の発表となりました。
先週の問題は
この受光器どうやって親機のレーザーだけ区別して反応するのでしょうか?
と言う問題でした。
皆さんは、どう考えられたでしょうか?
正解は、レーザー光が”パルス光”と言って1秒間に5000〜10000回(機種によって異なる)
点滅していて(早すぎて人間の目では点滅していることがわかりません。)
その点滅している周期(いわゆる周波数)に合った光だけ専用の受光器が感知する仕組みに、
なっています。そのため違う周波数のレーザーは反応しません。
当然、蛍光灯も太陽光も区別できます。
機種によっては、パルスのON/OFF切替式もあります。
どうして切替式になっているかと言いますと、
点滅光にすると消灯している時間がある分だけ、光が暗く見えます。
なので、パルスOFFにして光を付けっぱなしにすることにより、明るく見えます。
先週のヒントで蛍光灯も同じと言っていましたが、
交流電源は東日本は50Hz、西日本60Hzです。1Hzで+とーが往復します。
そのため、蛍光灯は東日本で1秒間に100回、西日本で120回点滅します。
これが、ちらつきの原因です。
今の住宅の照明はインバーター式が主流です。
インバターというのは周波数変換器のことです。
一般のインバーター蛍光灯は周波数を300Hzに変換して1秒間に600回の点滅光にし、
ちらつきをなくしています。

周波数と波長は関係のある言葉ですが、光の波長と言うと意味が違ってきます。
可視光線の波長は約2ナノメートル=1mの5000兆分の1)
あくまでも、1秒間に点滅する回数の周波数ですので、ご理解を願います。
(レーザーの点滅を波長換算すると50Kmですが、一般に波長とは言いません。)