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鉋くずの出ない自動鉋?その1

かなり前の話ですが、シンクスのA−500PAWという三相固定定盤式の自動鉋の注文を頂き、
納品設置することになりました。
この自動鉋、前後に通し柱がリターンできるように8尺ある強化テーブルタイプと
取り外しが出来る2mの簡易テーブルタイプの2種類あるのですが、
お客様と話し合った結果作業場が広く使えるように手前簡易テーブル、奥強化テーブルということにしました。
送材は上のローラーが動くのは当然ですが、従来下面の定盤がベルトコンベアになっていて、
どんなに削りにくい材料でも容赦なく送ってくれます。
普通の自動鉋なら削りにくい材料は途中で材料が途中で止まってしまいますが、
この自動鉋は材料が止まらず鉋軸が止まってしまいます。
(もっともこの状態になった時は安全装置が働いてブレーカーが飛びます。)
私は集塵機を自動に起動する制御装置を付けていたので、一緒に来ていたシンクスの営業マン(入社4年目)に本体の電源をお願いしました。
本体・集塵機共電源接続が終わり回転方向の確認もして集塵配管もつなぎ、試運転するばかりになりましたので、
説明がてらに、お客様を呼んで試運転をすることになり、念のためシンクスの営業に
「回転方向を見たか?」
「はい、見ました。」
「お客様、削ってもいい材料ございますか?」
ということで、お客様が8寸板を持ってみえました。私がやるとシンクスの営業に申し訳ないので、
「私がやります。」
とシンクスの営業が試運転。緊張の一瞬です。
電源を入れて
「ウーーーーン」
板を入れます。
「ばばばば#$%&#$%&*¥・・・・・」
(文字では表記できないような聞いたことのないすごい音です。)
続きは明日
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