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ハンマータッカのお話 その1

よくお客様に
「このハンマータッカ直ぐに壊れた!」
と言われます。
昔は胴ぶちや野地板に打つことが多いので、いまだに足長10mmのステープルを一般的に使います。
しかし、現在は合板や乾燥材、集成材などに打つことが多くなり、胴ぶちに入る程度の力で叩くと硬い下地材には釘が浮いてしまいます。
そのため、釘が硬い材料でも入るだけの力で打つのですが、そうすると今度はステープルの脚の強度が耐えられず”座屈”と呼ばれる
一見、釘が入っているが脚が曲がった状態で上面が沈んだ状態になります。

これだと耐水紙は破れて用を成しません。さらにハンマータッカ本体の負担が大きいため早期故障の原因になります。

逆に
「ラピットタッカは壊れない。」
と言われます。
ラピットタッカは足長7mmしか使えません。そのため脚曲がりがほとんどありません。さらに打ち込む力も10mmタイプの半分くらいの力で沈むので機械も壊れません。
MAXやマキタのハンマータッカも脚の短いステープルを使えば、条件は一緒になります。どちらのメーカーも足長6mmのステープルを販売しておりますが、
お客様に
「これどうですか?」
とお見せすると、どうしてもいつも使っているステープルより短いので
「この長さで効くかな〜?」
と言われてしまいます。
続きは明日
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