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新N90釘 その1

最近N90のロール釘の規格が変わるということで住友林業の大工さんや一条工務店の大工さんが機械を買わなければいけない状態になっています。
どうしてこうなったのか?真相は分かりませんが、法的な根拠が見当たらないので、調べてみましたが謎のままです。
元々JIS規格でN90の手で打つ丸釘には規格がございます。
手打ちの釘は1キロいくらの設定になっているのですが、JIS規格の許容範囲が5%認められているためJIS規格よりも5%ギリギリに太く作り、
1ケースの本数を減らし製造コストを抑えています。
機械打ちの釘は1キロいくらの設定ではなく、1巻いくらの設定になっているため、逆にJIS規格よりも5%ギリギリに細く作り、
材料費を抑えています。
同様の理由でロール釘のJIS規格N90はJISの基準よりも5%近く細く作ってありますが、新N90はJIS規格どおりの寸法になっています。
これらの状況で考えられることは、あくまでも想像ですが、ある釘打機メーカーが従来よりもよりJIS基準どおりの釘を作って、釘打機も専用にし、
新しい釘と新しい機械の両方を拡販を図る戦略にしか思えません。

事実、新N90の釘は古い90mmの釘打機で打てません。
なぜ打てないか?
それは釘が太いからではありません。
実はわざと打てないようにしてあります。(これは、営業マンも販売店も聞いておりません。)
証拠の写真をご覧下さい。

ご覧の通り、針金の位置をわざわざ変えてあります。
実はN50も普通の65〜90mmの釘や2x4の釘もすべて針金ピッチは旧N90と全く同じなので共通で打てるんですが・・・・
続きは明日。
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kenjingさま
大変失礼しました。
本日コメントで指摘されましたので、確認しました。
私の知っていたJIS基準が2005年に改正され、さらに2009年に再度改正されN90の頭径が指定されています。
参考アドレスhttp://www.wire.jp/files6/nail21.8.25.pdf?wire_session=07d62b1e05fb995649be16970cc55e44
しかし実際N90なんて釘は一般住宅でほとんど使用されていません。
今のところ私の聞いているところでは、住友林業さんのゴダイⅡの36mm合床、センチュリーホームの合床くらいです。
他にもあるとは思いますが、N50の釘と同じで50mmの釘はすべてN50釘に変わったかといえば、そうではありません。
構造壁以外は安いMAXのNC50V1タイプの釘がほとんどで、N50を打てる釘打機を持っていない人もまだまだ多いようです。
N90が必要となることころはもっと少ないはずです。今後どうなるか分かりませんが、一応2012年3月31日までに製造されたN90釘は永久に使えるようですので、
釘持ちの方は来年3月中に購入したほうが良いかも知れません。
本日は皆さんに誤解を招くような記事を挙げて申し訳ございません。
今後とも世間の皆さんに迷惑をかけるようなことは避けたいと思います。
よろしくお願い申し上げます。