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先週の解答(綺麗に打てる高圧フィニッシュ)その3

MAXのフィニッシュネイラTA-211が問題作だった理由。
昨日倉敷の大工さまからコメントがありましたが、そのとおり、ドライバ痕がつきやすいという問題点でした。
一つ目の理由はドライバの前部分だけが材料に当たり、しかもその部分が不安定な作りをしている。
これは、一度使えばすぐに分かります。
でも、TA211にはもっと別な理由がありました。
まず、こちらをご覧下さい。

写真のラインを見れば分かると思いますが、ピストンがハウジングの芯ではなく、少しドライバ芯が前にズレています。
これは、回縁の溝に打つ時、溝が天井に近い部分にあっても打てるように”偏芯シリンダ”を採用しました。
(実際はTA211はドライバの前部分のみが材料に当たるため回縁の溝に打つと溝下をかじると言うクレームがありました。)

この偏芯シリンダのためにさらにグリップ位置より遠くなったドライバ芯ですから、現在の常圧フィニッシュよりもさらに傾けたくなるため、
釘頭よりも前にドライバ痕が付きやすい状態になっていました。
しかし、この時、MAXがタイミングよく
「高圧だから綺麗に打てる!」
のキャッチコピーで販売していけました。


ところで問題のもう一つである「常圧のフィニッシュでどうしたら綺麗に打てるか?」
今さら説明するまでもないと思います。
できるだけ、ピンネイラやフィニッシュネイラは垂直に打ちましょう!
でもたくさん打つと手首が疲れやすいですよね。
それではまた。
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