実際になった話です。
かなり前の話ですが、ある大工さんのところに新規取引のお願いに何度も伺ってもこの大工さんこちらが勧める機械を欲しがっているようですが、
高額な機械のため、なかなか踏ん切りが付かず、注文はおろか、取引のお願いにも至りませんでした。
ある時、この大工さんの作業場の前を通ったので、寄らせていただきました。
丸太の井戸加工を始めていました。
しかし、このころ普及し始めていた”バトリゲージ”（丸太はつり機で井戸加工をするアルミ製のゲージ）を使っていなかったので、
「バトリゲージは使われないんですか？」
と、伺ったところ
「買おうと思っているんだけど、まだ買ってない。」
宜しければ、在庫がございますが、
「だったら、スグ持ってこれるか？」
「もちろん、今からお持ちいたします。」
それから、長いお付き合いをさせていただいておりますが、
取引のバトリゲージ購入直後、
「超仕上が何か最近逆目が止まらないんだけど、まだすぐに買い替えは出来ないので、見てくれないか？」
見てみると若干刃口の中央が減っているため中央が厚く削れるために、逆目が止まらない可能性がありますので、
刃口の中央を上げて、修正し
「これで使ってください。」
数ヵ月後
「やっぱり何かおかしい。研磨機が古くてボロボロで精度が悪いので新しい研磨機を持ってきて！」
と、ありがたいご注文。
しかし、新しい研磨機でもあまりお逆目が止まらないようで、大工さんは
「やっぱり、超仕上を替えなきゃいけないのかなぁ？」
と、言われまして、もう一度超仕上を確認しても・・・、特に異常はございません。
ひょっとして、
「大工さん○○○○○○○○が原因じゃないですか？」
「えっ？そんなの聞いたことがないよ！」
と、言うことで○○○○○○○○の対処をしたところ、
「逆目が止まるようになったよ。でも、前の機械屋もその前の機械屋も親方にもそんなことは聞いたことがなかったけど、言われて見れば当然だね。」
そこで、問題です。
逆目が止まらなかった原因の○○○○○○○○とは、一体なんだったんでしょうか？
（文字数には、こだわらなくて構いません。意味があっていれば正解とします。）
例によって、解答はまた来週！
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