先日のコメントの中でテフロンコートに触れて欲しいとのお話がございました。
当方としましては売るだけで専門家ではございませんので、あまり詳しいことは分かりませんが、
チップソーの表面に黒や白・緑・赤など色々な色のコーティングが施されていますが、
これらのほとんどはテフロンコートの一種です。
他に「フッ素コート」「タフコーティング」なんて呼ばれているものもありますが、みんなほぼ同等のものです。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~kesaomu/ss_ptfecoat.html
テフロンコートには、合板に含まれる樹脂や木ヤニが付きにくい特徴があります。
そのために、摩擦抵抗が少なく快適に切れる。なんて表現をされているチップソーがあります。
そのため、中にはテフロンコートではなく印刷や塗装品・メッキなどの加工もありますが、油性のマジックも弾きますので
油性のマジックで書けないものがテフロンコートと思ってください。
（古くなってくると表面がざらついて書けるようになります。）
チップソーに使用するテフロンコートの効果は
１．台金の摩擦係数が減るため、切断時の抵抗を減らしてモーターの負担を軽い。
２．摩擦熱が少ないためブレにくい。
３．ヤニが付きにくい。
４．錆びにくい。
５．見た目が良い。
こんなところですが、当店の見解としては、
１と２に関しては台金に切断面が触れるほどの使い方はしていないと思います。また、そこまで使うとマルノコが故障するでしょう。
ですから、この二つが現実的とは言い難いような気がします。
３と４の効果は認めますが、ユーザーはそれほど期待していないでしょう。
５について、こんな言い方をすると「アホか！」と、言われそうですが、商品を見て判断される方は意外に切れそうと思うでしょう。
と言うことで、結論として切れ味が飛躍的に良くなるような効果はないでしょう。
ただ、レーザースリットやチップ・台金の品質をＵＰした時にそれを誇示する見た目としては必要でしょう。
それではまた。
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