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C7FSH2の再生その3

刃物が正規の位置になって、安全カバーも正常に動くようになりましたが、
スライドマルノコで一番大切なものは精度です。
まず基本の直角が合っているか?
0度でカチッと止まる角度を確認すると合っていません。
カチッと止まる位置が基本ですから、それ以外の部分を合わせます。
まず、左側の定規をチップソーに対して90度に固定しますが、定盤や定規面のボンドが付いている場合は
ノミやヘラで予め斫っておき、正確なフラット面にしてから合わせます。

右側からかけ離れる位置にすると、左右が合いませんので、右側も合わせられる範囲を意識しながら固定します。
次に右定規を緩めて、刃に合わせるのではなく左定規の延長上に合わせます。

これで左右の定規はどちらから切っても直角になるはずです。
終了後は錆止めと材料の汚れ止め、また、ボンドが付きにくいようにテフロンスプレーで処理します。

また、今回は軸傾斜面の滑りも悪いのでテフロンスプレーで処理したら、スムーズに動くようになりました。
ちなみにテフロンスプレーは表面をフッ素コートします。
フッ素はオイルとは考え方が異なります。
潤滑させるのではなく、フッ素加工により、すべての物質をはじく性質になるため、平面同士のものが密着しても
貼りつかずに弾きあうようになるため、スライド面の滑りが良くなります。
どうしても付いてしまうボンドや木ヤニにも有効です。

もちろん45度のチェックが必要です。
続きは、数日後にUPします。