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先週の解答(エルアングル)

先週の問題は
廉価版のエルアングルライトという手持ち部分が一体成型のポリカーボネート樹脂で出来た安いタイプが、そのほとんどクレームで返ってきました。

症状は”矩(かね)が悪い”
みんな1m先の先端が数ミリ左に寄っていました。
やっぱり樹脂製はダメだ!ということでアルミ製しか売れなくなりました。
さて問題です。
どうしてポリカーボ製のエルアングルライトは精度が悪かったんでしょうか?

という問題でした。
皆さんからほとんど正解のような回答をたくさん頂きました。
しかし、大変申し訳ございませんが、重要なポイントが示されていませんでしたので、ここまで流してしまいました。
今回、矩(かね)が悪いとなるポイントがポリカーボの伸縮が原因なんですが、重要なのは内容です。
手元に適切な資料がありませんが、製造元のシンワ測定から教えていただいた理由です。
ポリカーボネート樹脂は成形後、若干の縮みは発生するため、成形まもなく組み立てを行うと組み立て後に二本のアルミの定規を引っ張ってしまうことにより、90度が小さくなる。対策として外側が縮まないようにステンレスのエッジを入れ、精度が落ちないようにした。」
とのこと。

このことが明確にされていれば、正解にしましたが、今回は辛口判断のため、正解該当者なしということにします。
シンワ測定のこのまま放っておくわけにはいきませんので、きちんと対策しております。
対策後はこんな感じです。

でも、まだ完全ではなく、エッジが全体に入っていないため購入1年後には0.5〜1mmほど先端が左に振れるようです。
それでは、明日は最優秀例題賞の懸かっている「あるなしクイズ」です。
吉田くんさま、今のうちにお答え願います!
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