先日のh168さまのコメントで3寸垂木の固定に付いて質問がありましたので、若井産業のXポイントビスの紹介をさせていただきました。
このビスは本来外断熱工法において断熱パネルを固定することが目的のビスでした。
しかし東日本パワーファスニングより発売された屋根垂木固定用のビス「タルキック」に対抗して、垂木の固定に使っても問題ないのではないか？
とのことで、垂木に固定したものを強度検査した結果、ひねり金物の引き抜き強度の約倍ほどの強度があることが判明したため、
”垂木留めにも使えますよ”の触れ込みを加え、現在くら金物に代わって直営さんで多く使われています。
もちろん価格は外断熱で多く使われている理由もあってタルキックよりもかなり安くなっております。
※くら金物と比較した場合、Xポイントビスの引き抜き強度は約半分になります。
使用する部分は桁と屋根垂木部分のみです。母屋や棟部分には必要ありません。
コストは、くら金物よりも1本単価が安く、施工手間も下穴不要ですから、施工時間は打ちにくい7本の釘を打っているよりも早く、
桁面が化粧でも問題ございません。また本来屋根垂木と桁に打ち込む長い釘も不要です。
お施主さまに対するイメージも釘よりもビスのほうが良いと思います。
しかし、このXポイントビスは欠点もあります。（ここが儲け主義のサイトと違います。）
このXポイントビス1箱100本打つうち、5本前後折損します。（必要以上に長いとさらに折れる確率が高くなります。）
必要な長さは垂木高さ＋55mm以上です。これだけはしっかり覚えてください。
必要数ギリギリで仕事をするとビスが折れて足らなくなりますので、1割くらいは余分に用意しましょう。
これをご覧になった方が少しでも楽に安く仕上がれば幸いと思っております。
それではまた。
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