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コード修正 その1

100Vの電動工具が動かなくなった時、その原因として昔は
1位:カーボンブラシ
2位:コード
3位:スイッチ
の順でしたが、最近はモーターに負荷の掛かる作業がなくなったため、1位と2位が入れ替わっているようです。
その現在1位とも言われるコードなんですが、交換するとコード代がもったいないので、
当店では出来る限り、交換せず(もちろんビニルテープでつなぎません)コード修正をします。
コードが刃物などで切れてしまった場合はどこが切れているか一目瞭然ですが、
外傷がないとき、どこを直すか?見た目では分かりません。
適当に切って調べるのは後の処理が大変です。
ですから、これも確率とにおいで探ります。
今回はよく切れるコードインパクトで説明いたします。

この機械の場合90%は「1」で切れます。
理由はこの部分が常に90度近く折れたり伸ばしたり逆方向に曲がったりするため、銅線部分が損傷しやすく、
さらに、この機種はコードが細いため、銅線を保持している被服が弱いため、よくこの部分が切れます。
確認方法は簡単です。電源を入れてスイッチONにした状態で「1」の部分を曲げたり伸ばしたり、あるいはコードガード方向に押し込んでみると
回ったり回らなかったりします。この場合、間違いなくこの部分が切れています。
補修方法は切れた部分は銅線が少し酸化あるいはもろくなっていますので、2〜3cm余分に切って、機械の中で繋ぎます。
コード全長が20cmほど短くなりますが、10mコードなら全く問題ないでしょう。
問題は切れている部分が「1」ではない場合ですね。
続きは明日。
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補足
インパクトドライバー以外の100V電動工具は「1」の部分でコードが切れることはめったに起きません。
大抵コードよりも先にコードガードが折れてその後コードガードの折れた部分でコードが切れることがほとんどです。