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今週の問題(レーザーのスイッチ)

先日、レーザーの修理をお持ち込まれたお客様が代替機が欲しいとのことで、
当店の古い代替機をお貸しすることになったんですが、使い方が分からないようになので、基本的な使い方を説明することになりました。


「まず、電源を入れて、振り子のストッパーを解除して。」
「えっ!何でそんなことすんの?」
「レーザーは、運搬中は振り子を止めることが”お決まり”になっていますから。」
「オレのレーザーにはそんなものは付いていないよ。」
「そんなことはないですよ。」(スイッチを入れてから切る時に振り子が止まる様子を見せる。)
「あれっ本当だ。」
「でも何で、わざわざ振り子を止めるの?」
さて、問題です。
レーザーの振り子を止める本当の理由はいったい何でしょう?

ちなみに振り子式ではなく、水銀スイッチで水平を感知してモーターで補正する方式のレーザーにはロック装置は付いていません。
モーターで補正する方式は、初期の機種は止まるまでの時間が掛かるだけでなく、
モーターが補正する時に、モーターが回り始めて本来の水平より少し行き過ぎになって、2〜3秒静止し、
それから逆方向にモーターが回りまた水平より微妙に行き過ぎになり、また2〜3秒静止し、
さらにそれから戻して、やっと静止。
ここまで6〜8秒ほど掛かります。
気の短い方が使用されると1度目か2度目の静止で墨をして、誤差が発生することが多々あったようです。
現在のモーター式は動作が速くなり、こういったトラブルはなくなりました。


余談は長くなりましたが、解答はまた来週!
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