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続・機械の引き取りその1

4月12日に1日掛かりで亡くなられた大工さんの換金性のあるのものだけ引き取ることとなりました。
どうして換金性のあるのものだけか?
それは、色々道具を購入していただいて、代金をまだ頂いていませんが後継者がおりませんので、
道具の引き取りである程度の代金としてまかなう事にお互いが同意したからです。
亡くなられた大工さんは本当に人柄がよく、仲間の大工さんからいつも慕わられ、
一番年上のはずなのに、頭の低い方でした。
建前の応援の3時の休憩後に突如急遽されてしまいました。
先日の父への手紙でもあったように良き家族に見送られ、天国に行かれたことと思ったんですが・・・。
作業場に行くと、奥様は
「よくこんなに使うか使わないのか分からない道具を残してくれたね!」(元、日立工機代理店事務員だけに怖いです。)
「作業場は汚いし臭いし、いつも来るのが嫌だったわ!」(レッドウッドの加工が多かったので仕方ないですが・・・。)
「とにかく利兼の借金を聞いただけでめまいがして、過去の嫌なことがフラッシュバックしてきたわ。」(申し訳ございません。)
葬儀の時の斎場中のあの感動は、どこへ言ったのでしょうか???


大工さんの閲覧者の方も多く見られていると思いますが、突然亡くなるとこんな目に遭うかもしれません。
そのためにも長生きしてください。
そう言えば、父が亡くなったときも、店の二階で木工細工を趣味でしていまして、色々とかき集めた木っ端と機械で、
粗大ゴミが約5トンありました。
父の友人に一部頂いてもらって、残りの3トンは、自慢じゃないですが、お盆休み返上で一人で片付けました。
(仕事の権利を譲っていただくわけですから当たり前ですが・・・)


次週末には展示会でいつまでも倉庫の邪魔にするわけには行きませんので、出来るだけ早く処理できるように、
大型の三相木工機には、予め第一候補者及び第二候補者に了解を取ってあります。
最初に大型木工機から処理するつもりでしたが、車が入る場所が狭く、
その入り口に電動工具が山積みにされています。
なので、急遽変更で、山積みになった電動工具を先に積んで、店の倉庫に下ろしてとんぼ返り、
今度は三相の兼用機を合掌に掛けたI鋼にスリングを掛けてそれにチェンブロックを吊って、それで600kgの兼用機を吊り上げて
その下にトラックを入れて兼用機を下ろすんですが、今回ありがたいとは言いづらい助っ人が見えます。
奥様のお父様です。元大工ですが82歳。この日は老健を休んで来たそうです。
気をよくお手伝いしてくださるのは良いんですが、600kgの吊った機械を支えてくれるのは、正直やめていただきたい。
こういうときに限って、娘さんである奥様がいない。
1台積み終わった頃に、奥様が戻って見えました。
「奥さん、お父さんがお手伝いしていただけるのはありがたいですが、遠慮願いたいです。」
「あらっ!おじいちゃん、大きな機械を上げる時は近くに居ちゃアカンよ。」

次にこのバンドソーを積もうと思ったら問題が。明日に続く。
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