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サンドペーパーのお話

木を削るサンドペーパーと言えば昔は紙に瑪瑙(めのう)の粉砕したものが付いた橙色の紙やすりでしたが、
現在は持ちが良く、仕上がりも良い白色のフィニッシングペーパーが主流です。
そのサンドペーパーを買いに来られるお客さまは、大抵
「仕上のペーパーをくれ!」と、言われるだけの方が結構見えます。
でも、これでは商品が出せません。
「何番くらいですか?」
「見にゃ分からん。」
そう言いながら座り込んでしまう方も見えます。
「すみません。こちらで確認願います。」
商品のあるところまで、めんどくさそうに来ていただき、今度は普通に仕上げに使う#180〜#240を見せると
「これじゃあ粗い!もっと細かいものはないのか?」
「一応もっと細かいものもございますが、(見せながら)こんなに細かいものを使うとなかなか削れませんよ。」
「だったら」
「やっぱり、一見粗そうでも、これくらいの粗さで一度使うと細かくなるので、この辺りでお願いします。」
「そうか、それ持って行くわ。」
いつも、こんな感じです。
サンドペーパーの番手を覚えていただくと言いのですが、一口に”仕上用”と言っても人それぞれ違います。
手触りで決めると実際よりも粗く感じます。
ですから、使ったペーパーの番手を覚えていただきたいですね。
ちなみに、手研磨用のペーパーの商品台は自作のものを使っています。

これは巻いてあるため、さらに粗く感じます。
サンドペーパーは一度使ったペーパーを1段細かいペーパーとして使用すると長く使えます。
ですから、あまり種類は持つ必要がないと思っております。
それではまた。
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