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超仕上シーケンサー交換

今回は丸仲の超仕上カンナ盤MX-25が突然動かないと言うことで、現地に伺いました。
電源を入れると通電ランプは点きますが、全く動作がありません。
念のためモーターを回すマグネットスイッチを手動で入れると、すべてモーターは動きます。
この機械は入力されたスイッチやセンサーの状態により決められた制御方法でモーターを動かす
シーケンサー”で制御されています。
このシーケンサーを良く見るとモニターランプ(入力されたセンサーやスイッチの状況を示すランプ)が全く点灯しません。
この場合99%シーケンサーの不良です。
お客様に高額ですが、見積もり・承諾を得て、廃盤になったシーケンサーを新型のシーケンサーと交換します。

手前の蓋を開けた中にシーケンサーがあります。


この上下がシーケンサーですが、万が一戻す時の配線データ保管用に写真を撮影。

古いシーケンサーを外しました。
これが新型のシーケンサーです。

親切にジャンパー線が付けてあります。
良く見るとこれは日立製です。日立はなぜかシーケンサーとは言わず、プログラマブルコントローラーと言います。
ものが違いますので、配線も全く違います。
でも、変更配線図は添付してありますので、読み間違いのないように、1・2・3と順に確実に納めていきます。
すると、ターミナル番号がなぜか30〜60がなくて、64・65・66・67・68まで来ました。
次はくるくるぱーさまを呼ばないといけません。
でも、その次がない!(68までしかございませんでした。)

これで配線完了!
それでは電源を繋ぎ、試運転です。緊張の一瞬ですが、この機械は材料を投入しないとリターンできない方式のため、
お客様に削ってもいい材料を提供していただき、挿入!じゃなくて投入します。
厚みを測って材料前身、刃物通過後、ナイフストックが前後入れ替わり、リターン。その後ナイフストックもリターン。
正常に動きました。蓋を締めて、修理完了!
お客様、ありがとうございました。
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