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インパクトドライバーのスリーブその2

今回はDDLにナットを締める時に使う21mmのソケットを入れてみます。
すると僅かに、スチールボールと六角軸のクビレ部分が当たります。

本来クビレ部分はスチールボールに当たってはいけないはずなんです。
スチールボールは本来ビットの抜け止めの役目をしています。
ネジ締め中にビットに押さえる力をスチールボールで受け止めると問題がたくさん起きます。
1.スチールボールの磨耗が早くなるため、将来ビットが抜けやすくなる。
2.スチールボールの反対側で受けているスリーブとの接触面も磨耗し、やがて抜けやすくなる。
3.使用中にスチールボールがビットのくびれていない部分に乗り上げ、ビットが抜けなくなる。
などの問題が発生することになります。
ちなみに+ビットを入れたときはこのように問題ありませんでした。

今回の対策として、SL550さまの目の前で実演しましたが、
+ビットとスチールボールの接触する部分のクビレ側をグラインダーで削ることにより、当たらなくなりました。
またそのほかの対策として、+ビットの尖った部分だけが余分にアンビル内に入る加工をする方法もあると思います。
いずれにしろ、ビットのクビレ部分が狭いことは解消すべきであると思います。
それではまた。
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