PVアクセスランキング にほんブログ村

インパクトドライバーのスリーブその1

先日SL550さまが遠方から来店されました。
実は1月2日に、こんな記事がございました。
http://d.hatena.ne.jp/SL550/20140102
するとピヨ三郎Zさまからもこんなコメントが
 「DDLは確かにビットが抜けなくなる時があります

自分のモデルはそんなに酷くなく、締めたネジにビットを刺して軽く逆転1インパクトでとれます

ボルト締めは過負荷で回転を落としてます

スプリングワッシャー付き座金での締め付けならほとんど問題は無いですが、コーチは遅く、DBAL2の方が速いです

DDLのアンビルとスリーブの関係で、ソケット系や六角軸キーレスチャックが抜け落ちます 作業後とかにポロリと

仕上がりの床に落ちると最悪です これはムカつきます

この件は前回展示会の日立研修中の若いコも知ってました、さらに自分のケースを説明しておきました

時々、スリーブを引かなくてもワンタッチでビットがハマってしまいます、一見便利ですが結構不安‥ワンタッチではないハズ

上記の欠点も考慮して、必ずDBAL2との2台体制で仕事してます

それ以外はGOODです 特にライト点灯システムは最高です」

この二つの件で、即日調べてみました。 
まず、コーチ締めが遅い件について
これはあくまでも推定ですがDDLシリーズは他の機種よりも明らかに打撃力が強くなっているため、
長いビス締めが圧倒的に速くなっています。
ビス締めが速いと言うことは、他の機種よりもモーターやバッテリの負担も大きいと言うことになります。
特にブラシレスモーターは過電流に弱いサイリスタ半導体)制御になっているため、
長時間の過負荷を避けないといけません。
そのためコーチのように特に負荷が大きく、締め付け時間の長い作業には、モーターの負荷を強制的に減らす必要があると思われます。
そのためにも、その制御装置が必須になるのではないか?という推測に至りました。
そもそもインパクトドライバーはインパクトレンチではありません。
ボルトやコーチを回すのは副業ですので、このところは大目に見てあげるべきかもしれません。


もう一つの件、それはビットが落ちたり、抜けなくなる件です。
ビットを掴む部分はチャックとかコレットと呼ばれていますが、ビットを挿入する時に引く部分をスリーブと言います。
まずはDDLに+ビットを入れて状況確認します。
特に何も感じませんが、しいて言うならスリーブ内のグリスが少ないような感じに見受けられました。
グリスが少ないと中に入っているスチールボールの動きが悪くなり、それが原因で
ビットが抜けたり、抜けなくなったりすることがありますので、時々グリスまたは粘度の高いオイルを
スリーブ内につけることをお勧めします。
続く
2924576