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スライドによる毛引き切断

先週、予告した記事になります。まずは2年前に書いた記事を再UPいたします。
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これは建具や家具を作る時に使うフラッシュ切断のパネルソーの毛引き切断のパクリです。

その毛引き切断を御説明いたします。まずは図をご覧下さい。
最初に深さ調整を浅くしてスライド軸を一番奥の状態でゆっくりと押し下げて切断します。
その押した状態のまま、ゆっくりと引き切りします。
手前まで来たら、深さストッパーを解除して手前側を押して切断します。
さらにそのまま、押した状態をキープしながら、スライド切断します。
これで終了です。裏の木端(こば)側以外は、刃が少々切れなくなってもバリが出ません。
裏木端も綺麗に切断したい時は背板を入れて一緒に切断して下さい。
こんな切り方ならストッパーを使わなくても出来るって方が見えるかもしれませんが、切り始めに刃が手前に走りますので危険です。
面倒ですが、なるべく深さストッパーをご使用下さい。
*************************ここまでは過去記事引用
今回の使い方で気を付けて頂きたいことがあります。
毛引き切断の一番最初の位置で背中の定規に当たる裏面の毛羽立ちは出ますが、
他に切り始めの上面の1〜2cmほどに毛羽立ちが出やすくなります。
まずはこちらをご覧下さい。(スライドマルノコでスライドが一番奥の状態)

写真の通り、刃が一番最初に材料にあたる部分より手前側が押し込み切りになるため毛羽立ちませんが、
最初にあたる部分より奥の部分は引き上げ切りになるため、毛羽立ちやすくなります。
対策はこの部分に当て木を入れ、切断したい材料を主軸芯より手前にし一番奥から毛引き切断するようにすればOKです。
h168さまのブログで背中の当て木を付けると出にくくなるのはそのためです。
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