昨日はHiKOKIのマルノコの件でたくさんの共感を頂き、誠にありがとうございました。
そのコメントで申し上げましたとおり、下記の抗議文を作成しました。
「直角命」の意味が分からない方でも理解できる文面にしないといけませんので
そのつもりでご校正願えれば、幸いに存じます。
校正後に、本文をHiKOKIへ提出予定です。
以下、提出用内容分
HiKOKI御中
新年あけましておめでとうございます。
平素は、大変お世話になっております。
先日、HiKOKIのマルノコの新しい深さストッパーに
重大な問題点があることが発覚しました。
従来品や他社の場合深さレバーを降ろすとレバーの軸のネジがリンクを寄せるために
リンクがしっかりロックされるので平行定規や市販の90度のマルノコガイドを使用する際、ベースとモーター部のふらつきが発生しませんが、
現在の刃口から六角棒レンチでレバーの強さを調整する方式は
リンクを従来の挟みつける方式ではなく、リンクの内側のみを縦方向につまんで固定するため、固定後のリンクにふらつきがあり、
それがユーザー様に「ふらついて使えない!」とのクレームをたくさんいただいております。
市販のマルノコ定規が普及してからマルノコの精度の要求度が上がっています。
現場では「マルノコは直角が命!」と言われるくらい軽量でも頑丈なものを
必要とされています。
重ければ精度が上がるとおっしゃられるかもしれませんが
一番重いC7MB4の場合直角を保持するベベルガイドは刃をベースからひっこめた状態で
上から重い荷重を掛けるとすぐに曲がってしまい、刃とベース側面の平行が狂います。
「そのために平行微調整機能があります。」
と言いたいところでしょうが、残念ながら現場のマルノコ作業の9割くらいは
刃を引っ込めての切断作業です。
HiKOKIの平行微調整機能は刃を目いっぱい出した時のみ有効なので
ほとんど役に立っていません。(これは京セラも旧マキタも同じですが、マキタの一部の新機種は刃を引っ込めても調整できるタイプがあります)
「だったら造作マルノコにすればベベルガイドは狂いません。」
と言われるかもしれませんが
造作マルノコは致命的な欠点があります。
それはスライド刃口です。
ベース面と同じ高さであれば問題ないですが
マキタも同様にベース面よりも引っ込んでいます。
「精度を高めるために刃口を詰めれば?」
とも言われますが幅が30mm程度のものを横切りすると
切り終わった時に木材に乗っている部分がわずかしかないために刃の下先が
左に入って、刃の痕が付いてしまい、とても造作マルノコとは呼べません。
ですから造作マルノコとアルミベースを統合して
曲がらないベベルガイド&スライド刃口なしの平面ベース&ブレない深さストッパーの
100Vとコードレスのマルノコが「直角命」と呼ばれる方々に求められています。
「すぐにモデルチェンジへ」とは言いませんが、
まず今回の件のご理解を頂ければと願っております。