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修理の請け方その2

コメントやメールでたびたび修理のトラブルの相談がある。
ほとんどが依頼内容の行き違いである。
当店では修理の半数以上はユーザーの目の前で修理完了するので、
修理中に症状やどれくらいまで治していいのか聞きながら直せるので楽をしている。
当然クレームもほとんどない。
でも、時間の掛かる修理は予め、必要確認事項を入念に確認しなければならない。
・症状は(いつ・どんな時に・どんな頻度で)※詳細は後日記事にします。
・修理しなくてもいい部分の確認
・急ぎの場合、納期を断っておく。
・金額はいくらまで掛かってもいいのか確認するのは当然だか金額の大きいほど責任が重い。
基本的に所有者が捕らえている残存価値よりも修理代が掛かってはいけない。
修理した工具は、新品とは耐久性が違うし、部品打ち切りに近いので、次回修理できない可能性が高い。
そのためにも修理は綺麗に行ったり、きちんと直すことも大切であるが、
修理代を払っても後悔しないような必要最低限の修理も時には考えなければいけない。
そのためにも症状などの修理依頼部分をしっかり把握しなければ行けない。
ユーザー様は使うプロであっても修理するプロではない。
機械の専門用語は通じない。
細かい曖昧な解釈にも気をつけなければいけないので、
請ける時には怒られる寸前まで質問攻めにすることもある。
例えば、「エア漏れ」と釘打機を持ち込まれた時、
実際にホースを差してエアが漏れれば修理上問題ないが、漏れない時は
「どこから漏れていましたか?」
「どのような時に漏れていましたか?」
「どのくらい漏れていましたか?」
「その時、釘は打てましたか?」
マシンガンのように質問をぶつけます。答えられる範囲でも、修理する側は貴重な情報です。
とにかく釘打機は症状が確定するまでの手間が半分くらい掛かります。
そのためメーカーに修理見積もりをお願いすると微妙な部品はすべて交換する見積もりを出します。
見積もりGoサインが出ると見積もり部品はすべて交換します。
そのために高額修理になります。


今からでも遅くありません。
お近くの電動工具やエア工具を取り扱うお店で修理をするように勧めてください。
きっとそのお店だけは他のお店の売り上げが下がっても、修理店だけは生き残れると思います。
修理はデータ量がモノを言います。
すぐにはできるようになりませんが、今は手が開いているはずです。
分からない時はメーカーのベテラン修理マンが師匠になってくれます。
個人的に全国各地域に1店舗でいいから修理店があれば、量販店やネットショップに対抗できます。
一販売店の願いです。
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