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当店の無責任な修理 その1

高額修理見積りは正直難しい。

建築のリフォームの見積もり同様、修理箇所が多いと

すべて改善しなければクレームになってしまう。

そのために手間を掛ける見積もりが必要であるが

見積代は頂けない。

メーカーの場合は販売した責任上、赤字でも見積もりをしなければいけないが

現実はこの業界の電動工具やエア工具は当たり前のように見積もり無料であるが

エンジンや工作機械は見積もり中止の場合手数料を取られます。

もちろん修理代の中に見積もり手間が入っていますので

修理しても修理しなくても結論は見積もり有料である。

だから当店の場合見積もり代は頂けないので、手間を掛けずに状況説明をして

その流れの中で同行を決定していく。

悪く言えば、売り手の勝手な都合での修理である。

メーカーの場合、ユーザー様が見ていないので、長年の直感で

交換した方が無難な部品はすべて交換する修理見積りになる。

しかし、見積もり通り修理してもうまく直らないこともあるが

その場合の追加は、基本無料で行うことになる。

だから、怪しい部品はすべて見積もりに入れることが一般である。

 

そんなことを踏まえ、今回はMAXのAK-HL1250Eの修理依頼が。

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症状は2気圧までしか上がらない。

エア漏れはない。

汲み上げ音は特に異常ない。

このことから常圧側を確認する。

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常圧シリンダは削れていないがアクが付いている。

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空気弁の下にも付いている。

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外してみたが逆流を起こすか微妙な範囲。

続く