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今週の問題(金盤のスペーサー)

刃物研磨機を作り始めてはや20年は経っていると思います。
最初はマキタのグライダーをベースに当時は既製品の金盤でスタートしましたが、
マキタのグラインダーが廃盤になり、金盤も廃盤になっては作るのをやめようと思ったんですが、
なくなると欲しい方が現れて、最後部品の仕入れ先を探す連続でここまで来ました。


今回は金盤を大量発注することで、再販することができましたが、
金盤は元々穴径が16mm。
しかし、一般に使う150mmのグラインダーはほとんど12.7mm。
そこで穴を合わせるスペーサーが必要になります。
砥石用のスペーサーは既製品があります。

内径が12.7mmで外径が16mm(正確には15.8mm)です。
最初のころは問題なかったんですが、研磨機を組み立てていくうちに、
何か金盤が踊って、卓上グライダーが、ダンシンググラインダーになって一人歩きをするようになってしまい、
原因を調べるとグラインダー用のスペーサーのセンターがいい加減であったことが判明。
厚みが(15.8−12.7)÷2=1.55のはずだが、厚みが1.8mmだったり1.3mmだったり。
メーカーを変えて別のところで頼んでも同じ。
たぶん、作っているところはみんな同じようである。
元々グラインダー砥石はそれほど精度を必要としないし、
万が一使用時に芯がずれても、使えば摩耗してだんだん合ってくるので、そんなにトラブルは出ない。
しかし、金盤は基本的に摩耗しないのでダンシンググラインダーでは、ちょっと問題アリです。


何か別の方法を考えてみた。
すると、初期のころより、振動がなくなったので、現在はこの方法を行っている。
金盤のみ購入される方にも付属している。


さて問題です。


現在行っている内径12.7mmと16mmの修正する方法は何でしょう?


解答はまた来週!
すでにバラシて、答えを見ておられる方の回答はご遠慮願います。