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撚れてしまう連動集塵機のコード

先日の島の大工さまからコメント宿題の回答です。
連動集塵機のコードはある程度使うとなぜか極端に捻じれてくる。
理由は熱くなるからである。
特に掃除機兼用タイプはモーターが10A以上あるところに加えて、集塵マルノコも10A以上あるため
コードに20Aの電流が流れることになる。
実際は、そこまで流れるとブレーカーが飛ぶので、そのちょっと手前くらいで回っていると思われる。
集塵機のコードの耐電流は15A。
だから20A近い使い方はメーカー責任とは言えない。
「だったらコードをもっと太くしろ!」
との声が聞こえてきそうですが、プラグの耐電流は15A。
「だったらプラグも大きく!」
でも、コンセントの耐電流も15Aです。
では、正しく使うには?
それは、集塵機のパワーを下げて、コードに流れる合計電流を15A以下に納めて使うことが正解でしょう。


話は逸れましたが、コードが捻じるわけ。下手な図解をさせていただきます。

コードの中では2本ないし3本の銅線が捻じっています。
捻じっているのには理由があって、捻じっていないとコードが曲がりにくいので、固くなってしまいます。
それを回避するために捻じっていますが、アース付の集塵機はアース線だけが縮まないので、
余計に捻じれやすくなります。
金属は熱いと軟らかいので、変化が起きませんが、冷めるときは固くなるので
鉄骨の火事は鎮火後に大きく変形するようです。