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2種類のグリーンレーザー

先日、ある大工さんからレーザーが欲しいと来店されました。
その大工さんは軽度の赤緑色盲のようで、赤いレーザーがかなり見づらいらしく、
見やすいレーザーを探そうと先輩のグリーンレーザーを見せていただいたが、それも見づらかったようで、
そのあたりの相談にみえました。
赤緑色盲の場合、赤い光は透明な光に見え、緑の光も透明な光に見えますから
映った面が微妙な明るさの違いだけのためにほとんどレーザー光が見えません。
先輩の大工さんのレーザーは最近当店が販売したものなので商品が特定できております。
そのレーザーは廉価盤のグリーンレーザーで通称変換型と呼ばれる赤いレーザーをフィルターで緑にしているものになります。
それに対してダイレクト式と呼ばれる発行体そのものが緑のレーザーを発する方式があります。
違いは変換型は発行部が半導体を使う都合上楕円のため、遠くに行くほど拡散しやすくなります。
またフィルターを使う都合上、光のギラギラ感が強く目が疲れやすいと言われます。
それと緑が若干薄い傾向にあります。


話を戻しますが、今回の大工さんに、そのことをお話した上で、ダイレクト式を見ていただきました。
すると
「こっちの方が明らかによく見える。」
とのこと。
緑が理解できておりますから、まだ軽度だと思います。
別の赤緑色盲の方は「墨付けで赤い墨が黒い墨と区別がつかない。」と言っておられましたこともありました。
現在は赤以外の色々な色がありますから、そのような話は伺うことはありません。


それでは実際に映してみます。
左から追尾ダイレクト・山真変換型・山真ダイレクトになります。


実際の見え方と違いますのでupして明るさを落としてみます。

やっぱり写真と実物は違うようですので参考にしないでください。


本日のおまけ
すでにご覧になって見える方もおられると思いますが、大工が大工道具を奏でる大工の動画です。
https://videotopics.yahoo.co.jp/video/fieldcaster/104509