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自動鉋の送り不良

先日マルノコで挽いたステン羽根定規に使う板を在庫の自動鉋で分決めする。
微妙な削り方をしようとしたが、いきなり材料を送らない。
これは、よくある現象。
手前の送りローラーは削り込み量+1mmほど持ち上がる。
後方の送りローラーは削った後なので1mmしか上がらない。
手前のローラーが4mm上がればローラーに両端にあるメタル(軸受)も4mm上がる。
その隙間に削りくずが入ると、切削後メタルの下敷きになって潰れる。
これを繰り返すことによりメタルの下にOSBができる。
OSBができれば、その厚みの分だけ規定よりもローラーが上がってしまい
切り込み量の少ない作業をすると材料を送らなくなる。
対策はローラーを上げてエアダスタでぶっ飛ばすか、薄いもので剥がす。
これだと分かりにくいので今回はメタル下の板を外します。
まずスプリングが効いているので200mm強の木材で

ローラーをジャッキUPします。

それからメタル下の板を外します。

画像では分かりにくいですが2mm近く堆積しています。
これを剥がすと

これを戻せば快調に削ります。


ところで前回の問題の時に自動鉋の加工長さは300mmと書きましたが、理由は・・・実験です。
先ほどの木っ端が再登場します。

これを自動に突っ込んだとすると

普通は2本のローラーのどちらかに当たるので問題なさそうですが、(上ローラーと下ローラーは同位置です)
2本目のローラーに当たった時、先頭部を素直にローラーが掴まないと短い木材は斜めになってしまいます。

こうなったら大変!
どちらの送りローラーに当たっていませんので、木っ端が大暴れします。
幅が500mmなら500mmの木っ端もNGになります。
ブツが短いのに強引に挿入すると大変ですのでお気を付け願います。