中古の自動鉋の依頼があったが引き取った候の自動鉋では、そのまま納められないので
動作確認をします。
とりあえず正常に起動しましたが、若干の端落ちがありましたので調整します。
下ローラーは本体下側で調整します。
上のローラーはまず同じ寸法の垂木くらいのものを2本両端で削って
それを切り込み量を替えずにそのまま半分だけ挿入した状態にし
各調整ボルトの高さを調製します。
上げしろはボルトを緩めた状態から抵抗があるところまで締めると
ローラーやプレッシャーバーが材料に丁度当たった位置なのでそれが±0mm。
ローラーはそれよりも下げないと材料を送らないので下げますが
今回のボルトはM10なのでピッチが1.5mm。
と言うことは1回転左に回すと1.5mm下がります。
実際はローラーが微妙に木に食い込んでいますので、180度左に回すと
約1mm下がります。
プレッシャーバーは0mmでもOKですが、プレナ削りするとナイフマークの高さが
約0.1mmあるので、基本は0.1mm上げます。
今回は試運転にステン羽根定規に使うゴムの集成板を削るので
一石二鳥で試運転終了です。