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日立新型レシプロソーについて

昨日の午後までこの件の情報は全くうかがっておりませんでした。
日立の営業が来店されたときに番頭が
リョービの営業がそこら中の販売店で『日立の新型のレシプロソーが出たぞ』と言っていたよ。」
との発言より、ググってみました。
すでに日立工機のHPhttp://www.hitachi-koki.co.jp/powertools/pro/cutter/cr12vy/cr12vy.html
に載っていますので目を凝らしてみますと
昨日のコメントでh-construction-co-ltdさまからご指摘の
ストローク10mm」
このスペックを見て目が点になってしまいました。
リョービは片手式の100Vレシプロソーとしては長い間独占販売を続けておりました。
(噂ではPATの関係で他社が出せなかった説があります)
ただ、この機種の問題点はストロークが小さい(能力表記は10mm)ことでした。
リフォーム仕事に多い大工さんは最初にリョービの片手タイプを購入して良さを認識していただくが
ハードに使うと作業が遅い、耐久性が悪い
とのことで両手型を購入すると
「全然違う!」
と言われます。
耐久性についてはレシプロ機構と主軸の大きさの問題なんですが
仕事の速さはストロークがモノを言っていると思われます。
片手タイプの10mmに比べ、両手型は28〜32mmほどあり、約3倍。
ストロークが小さいと切った鋸屑が掃けずに滞てしまいます。


実は、最初にZソーアタッチメントを作って実験したときに
最初に9寸目で切ったんですが純正の刃よりも切れが遅いんです。
尺目にしたらもう少し早くなるかと思ったら、逆に遅い。
今度は8寸目にしたら、少し切れが早くなりました。
どうしてか?考えました。
どうも刃が粗いと機械と手が振動幅の一部を吸収してしまい粗ければ刃が食いつきやすいために
振動の吸収量が多くなるみたいに感じ、ストロークの小さい機械には粗い刃は合わないようです。
逆に粗い刃でも機械を固定せず、前後に揺すりながら切ると結構切れますが
レシプロソーはツラ切りできるところに意味がありますので
片手式のストロークの大きなレシプロソーを再度首を長くして待つことになりそうです。


ちなみに日立はレシプロソーとは言わず「セーバソー」と表記しています。
刃物メーカーは「セーバーソー」とも表記されていますが
昔は安全に切れるという意味の「saver(セイバー)」のことかと思っていましたが
そうではなくsaber(サーベル)に形が似ているからと言うことが語源らしいです。
そう言えばかたさんさまが大好きなスターウォーズにも出てきましたね。