昔から、大工さんの作業所の三相電力料金が高いと言われている。
ちょっと前にもある大工さんから
「ウチの木工機は最低何馬力あったら使える?」
との質問であるが、意図は言わなくても分かります。
ほとんど動いていないのに契約するときはすべての機械が規定通り動いたと仮定しての
電力契約を結ぶために三相の機械がたくさんあると1か月まるまる使わないのに
電力料金が1万円くらいすることは普通に起こります。
機械がそのままなのに途中で契約を下げることは問題がありそうなのですが
大工さんの場合、電力会社のことはすべて下請けの電気工事士にお願いしている。
ところが電気工事士は料金プランのことは管轄外であり
本来は法律の従って、基本通り配線することが業務。
そのあたりの食い違いでトラブルが起こる。
最近は電力の自由化に伴い、地元の電力会社も基本料金と使用料金の見直し
(正確には見直しではなくボッタクリを控えたと言うべきでしょう)
三相電力料金がどれくらい下がったか確認することにした。
毎月の料金表を見るとどれが100Vでどれが三相か分からない。
どう見ても、これは消費者に対して料金を故意に分かりづらくして
高くてもそれを見つかりにくいようにしているとしか思えない。
そこで中部電力に確認する
「電力料金が2項目あるんですが、どちらが単相100Vか分からないんですが?」
「・・・・。」
「これって消費者に高額な電力料金を分かりづらくするようにしてるとしか思えませんが?」
「そうですか?」
「低圧電力って200Vでも高圧線から見たら低圧だし、せめて単相三相の文字があれば迷わないんですが、隅から隅まで探しても何も書いてありません。」
ここまで言ったらようやく
「〇〇が単相で△△が三相になります。」(分かっているなら最初に言うべき)
「とにかく明細書は受け取る側にために送るものであり、受け取るものが分かりにくいものではダメですから料金表記の見直しをご検討願います。」
言いたいことを言って、どちらが三相か分かったので改めて料金を確認すると
以前、お得なプランに変更したビジとくプラン後が基本料金が1/3になっていた。
年間で2万円以上安くなっている。
他社に乗り換えればもう少くなりそうであるが、ボッタクリを控えたので
本日はこれくらいで許します。