一昨日、電話で丸仲の仕口加工機が不具合で
「モーターが起動しようとする時に全停止してしまう。」
とのこと。現物を見る前にメーカーの担当に伺うと
「おそらく主軸モーターのインバーターがダメでしょう。」
そこで、昨日現地で確認。
古いインバーターなので、エラー表示機能がない。
とりあえず、できることとしてインバーターの入力側に直接出力を繋げる。
仕口加工機のインバーターは三相モーターでは回転が遅すぎるので
周波数を変えて高速回転させているので、
直結にすればインバーター以外が正常なら遅い回転で回るはずである。
実験します。
「ブ~~~~~~~~ん」
特に異常はなさそうです。
納期と見積もりを電話連絡し、その場で受注&発注する。
交換は来週中ごろ予定です。
午後からはマキタの直角二面の修理に伺う。
今週の初めにすでに具合を見に行ったが、特に異常はなさそうであったが
主軸のモニターランプが切れていたので交換した。
念のため試運転するがモーターの立ち上がりが異様に遅い。
インバーターは低電圧だと故障しやすいため
入力電圧の低い時間が数秒続くと自動的に停止する機能がある。
今回、依頼があったのはこの件であった。
しかし、この作業場には電力会社から三相が接続されていない。
経営者が三相の基本料金が高いから三相発電機で賄っている。
でも、木工機械は発電機で使用することは考慮されていない。
発電機にはスローダウン機能があるために立ち上がりが遅い。
「今までこんなことが起きたことがない。」
と言われるが、実際に発電機の立ち上がりが遅いから
発電機の特性が変わったか、使い方に偏りがあったくらいしか考えられない。
今は電力の自由化でほとんど動いていない三相の木工機械の
基本料金設定の見直しが入っている。
電力会社か、別の格安電力会社に見積もりを取る提案をお願いして終了。