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昨日の手紙

郵便受けを見ると知らない差出人でしたが、中身は察しが付いておりました。

開けると予想通りのものが

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先日破産申告された取引先の申請が受理され

(破産手続きを取っても必ずしも受理されるとは限りません)

その旨、第一段階の書類が来たというわけです。

今回、重要な部分は4の項の破産者に債務を負担している者

(要するに倒産した業者に支払義務のある者)

および破産者の財産(土地・建物・重機・道具・資材など)を所有する者は

破産者に弁済し(借りたものを返す)または交付(引き渡すこと)しなければならない。

と言うことである。

簡単に現金化できるものは良いですが、現金化することが面倒だったり難しいものもありますので

そのあたりは裁判所の裁量によって違ってくるとは思いますが

いずれにしても、正確な数字を把握し、債権者に割り振るために

数か月はかかると思われます。

通常は債権者でも優先順位がありますので、一般の取引業者にはほとんど帰ってこないのが現実です。

こんなこともありますので、業者間で物を売る時、仕事を請ける時、

着手金を先に頂ければ別ですが

取引終了後代金を頂く場合、相手が倒産したらいただけません。

ですから仕事の依頼があった時は、必ず頂けると言いきれません。

「必ず払うから!」

なんて言葉は疑ってください。

何かの事情で払えなくなる可能性があるはずなのに、「必ず払う」と言った時点で疑わしいことになります。

逆の立場なら、こんな言葉は軽々しく言えないでしょう。

でも責任を持った言い方をしないといけませんから「必ず」を付けずに

「月締め翌月〇〇日に払います。」

くらいが良いのではないでしょうか?