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レーザーの誤差

昨日、以前からご注文いただいていたレーザー配送に出したんですが

その時のオーダーが「急いでいないからもう一度確認してほしい」との依頼。

要するに少しでも精度の高いものが欲しいということであるが、

これは誰でも同じである。

メーカーや機種のグレードごとに違う誤差。

その数値が小さければ小さいほど精度が良いという解釈は間違いではないが

反面「小さければ小さいほど嘘くさい」とも言える。

何度も言っているがレーザーの墨は必ず芯で測ること。

線の端で測りたい方が多いが、その橋も曖昧で、どこから光でどこから光がないか

微妙な部分も発生する。

特にレーザーに似た色だと非常に分かりづらい。

その点、芯を拾う場合は、線の中心に鉛筆の先を当てると

その両端の線の幅が微妙に違うから線を引くときに

線の両端の光の量が等しくなるように線を引けば、ほぼ芯となる。

ここで本題に戻しますが、レーザーの誤差はあくまでもレーザーの芯の精度である。

「10mで1mm」と書いてあると10mで1mm以内という解釈をされる方が多いですが

実際は違うようです。

「10mで1mm」と書いてあれば10mで1mm違う程度の精度と言うことである。

逆に「10m±1mm」とか「10mで1mm以内」と書いてあれば

その通りであるが、実際に測っている本人が言うがこの基準だと各社数割外れている。

精度が合っていなければ返却しますが、精度はあくまで”およそ”なので

「10m±1mm」の機種が9mで1mm違っていてもメーカーは一度目は見てくれますが

2度目は「これくらいは勘弁してほしい」と言ってきます。

「10mで1mm」だと8mで1mm違っても勘弁してほしいと言われます。

実際問題、これくらいの誤差なら使用上問題ないと思います。

 

過去記事でも書きましたが

その昔、某メーカーの〇くみさんの新品レーザーが1mで1mm近く誤差があったので

何度か返したら怒って電話がかかってきました。

「これくらいの誤差ならキッチン屋さんは問題ない!」

「そんな言い方されたら、問屋さんからユーザーさんまで言いふらしますよ!」

「勝手にしてください!」

その後、そのメーカーはレーザーをすぐに撤退しました。

現場をなめるのもほどほどにしていただきたいものである。