昨日は予定通り午後から小牧市まで修理に行きました。
予定では1時間半かかるとみていましたが、20分ほど早く着きました。
1台目は飯田工業の40年前の直角二面カンナDR301。
症状は送りローラーが回らないとのこと。
念のため事前に飯田工業の関係者に問い合わせたんですが
40年も前の機械だと定年直前でも入社前の機種なので
分からないと言われてしまいました。
とりあえず機械を確認すると元々材料がかみついたときに
送りをフリーにするクラッチのような機構が付いており
それが働いただけ。
すると送り機の上下もおかしいとのこと。
縦軸側のリミットの動きが悪いので確認すると調整板を固定している2本のネジの1本の
雌ネジ部分が破損していた。
ほとんど別な場所にM6を開けられるようなスペースはないので
M4のネジを切って固定する。
これでリミットは正常に動くようになったが、
今度は下げるボタンを押すとボタンを離しても下がり続け
上げるボタンも同様な現象が起こる。
色々スイッチを押していると、スイッチの切れ具合が年数を重ねたので
御小水同様年式が古いので切れが悪いようである。
対策は部品交換だが2回目は来たくないので交換方法を説明して
部品だけ送ることにした。
直角二面は以上である。
2台目の固定定盤。
不可が大きいと「バチーン!」と音がして材料の送りが一時止まるとのこと。
こんな時はチェンの緩みと決まっています。
チェンが全部で6か所ほどあるので順に確認すると
一番最後のモーターに付いているチェンが怪しいのでテンショナで張りを調整すると
調整の限界でバッチリだった。次回は症状が出たときはチェンを交換します。
さらに削れ初めから3寸くらい薄く削れるらしい。
試しに薄い材料を削って頂くと問題なかったので
「大きい材料の時になるんじゃないですか?その場合は手前のローラーが高いので下げてください。」
と言うと納得されたようなので本日終了。
帰りに別の修理で必要な飯田工業の部品を本社に頂きに伺う。
本社棟に入ると掃除婦しかいない。
受付のカウンターを見ると電話をするように書いてあるので電話で呼びだして
待ち時間にホールを見渡すと
今日修理した直角二面よりさらに古い機械が展示してありました。
幾分にも10年位前にリストラしたので
本社棟は健在ですが、
奥の工場棟はアミテックに賃貸したので、ここでは生産していません。