昨日午後より隣の碧南市まで納品前に同市の棟梁から電話が
「大入ルーターの修理できる?」
「午後から前を通りますのでお寄りしますが?」
と言うことで立ち寄りましたが
別の販売店経由でマキタに修理依頼をすると見積もりが6万円だったそうである。
こんな見積もりを書くのはボッタくるのが本音ではなく
修理をしなくないのが本音でしょう。
住宅の修繕でも同じだと思うんですが修理は将来的なことを考えて
どこまで直せばベストなのかを考えた上の判断が必要だと思うんですが
マキタのように会社が大きいと従業員の判断ではなく
会社の方針に従っての業務なので、使用者のための対応にそぐわないことが多い。
これが引き取ってきた修理品。
そう言えば症状を聞いていなかった。
通電してみるとスイッチを入れたときは回るがスイッチを離すと止まる?
これは自己保持回路の不具合意外に考えられない。
【リレー回路】自己保持回路の回路図と動作 | 電気設計人.com (denkisekkeijin.com)
自己保持回路と言うのは簡単に言うとスイッチを押したときのみONとなるスイッチを押してそれを離してもスイッチを押した状態を続ける回路のこと。
利点はコードが抜けてモーターが止まると自己保持回路も遮断されるので
そのままコードを差しても刃が回らないので安全である。
過去にバンドソーのコードが抜けて刃を触っているときに抜けたコンセントを入れて
指が飛んだ話をお聞きしましたがこんな時のために抜けたコンセントや
飛んだブレーカーを復帰させるときは必ず
「電源を入れます!」
と声をかけてから入れてください。
逆に欠点はマキタの新型の集塵機のように自己保持回路が付いていると
フットスイッチを使う際に一度電源を切ると自己保持回路も切れるので
再度フットスイッチを入れても起動しません。
自己保持回路の構造はいたって簡単。
スイッチと並列にマグネットでくっつくスイッチが入っており
スイッチを入れたときにマグネットに電源が入るので平行に入ったスイッチがONになるのでスイッチが入りっぱなしになるだけ。
今回のマグネットスイッチがこれ
取り替えて工賃税込6000円。
「ヤル気あるの?」
と言われそうです。