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難解な修理依頼

この日は、特に予定はなし・・・と思っていたら電話が、
「2x4のパネル起こし機のモーターが動かなくなったんで大至急お願いします。」
昼一に伺うと

昇降モーターが動かないと言うことで電源の確認。
もしも三相の3極のうち、1本でも切れていたら欠相運転と言って、モーターが回ろうとするが
トルクがなくて回れない状態でこの状態を放置するとモーターが焼けてしまうので、そこからチェック。
入力異常なし
マグネットスイッチ手前異常なし
マグネットスイッチ接点異常なし
モーター入力異常なし
と言うことで欠相運転の可能性は、ほぼゼロ。
構造を確認するとブレーキ付きのモーターにウォームギヤでフィードスクリューを回しているだけの簡単な構造。
マグネットブレーキが怪しいので手で回すが、特に異常はない。
今回はパネルを上げ過ぎたときにリミットが働くはずなのにオーバーランをしてフレームがぶつかっていた。
念のためメーカーに担当に電話する。
「どうもウォームギヤが噛みついたみたいで、この部分は修理できますか?」
年式が古いので修理可能か心配であったが
「たぶんフィードスクリューとその雌ネジの間にゴミが入って噛みついただけだと思うのでもう少し動かしてみて。」
それを解除すれば良いのかと、ブレーキの効いたモーターを力づくで回すが、リミットが復帰するところまできて
モーターがほとんど動かなくなった。
なので、メーカー担当にもう一度電話する。
「今フィードスクリューを戻して雌ネジも外したけどやっぱりウォームギヤが動かないんですが、修理できますか?」
「これは(部品)メーカーに聞かないと分かりません。」
「ギヤとモーターは別ですか?」
「これは一体化で一つの部品です。」
「たっだら、この部品を外します。」
と言うことで部品を外すことに。


しかしモーターを外す前に起きたままの架台を降ろさなければいけない。
この架台はただでさえバカでかく、重量も半端ない。
工場は動いているのでホイスト30分貸し切り願いしたがNGだった。
仕方がないのでリフトを使って吊りながらフィードスクリューを抜いてゆっくり降ろす。
今度はモーターを外す。
電源の接続を忘れないように画像を撮る。

今度はモーターからフィードスクリューを抜こうとするが、どうしても抜けない。
メーカー担当にもう一度電話してヌキ方を確認すると
「差してあるだけ。」
とのこと。
〇痙攣じゃあるまいし、とにかく最後の手段で重さ4.5kgの大ハンマーで
叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く叩く・・・・(この間に出来上がった2x4パネルが何度も通過しそのために中断)
おかげさまでヌケました。
あースッキリした!
車に積んで修理依頼に出しますが、そこでプチクイズ。


今回のモーター修理はどこに依頼したのでしょうか?結構難解だと思います。


解答はテキトウに入れます。